いま私にできること
2006年 02月 10日
今朝は明け方4時まで企画書の仕事。数時間仮眠を取った後、現在シャンテシネで公開中の映画『白バラの祈り 』を観に銀座へ行って来ました。大好きな朝イチの映画を観るためとは言え、ほとんど徹夜明け状態のまま丸ノ内線に飛び乗っている自分に、我ながら元気だなぁと感心してしまいましたが(笑)。
実は今、締め切り間際の原稿を抱えており、1分1秒が惜しい時ではありましたが、敢えてこの時だからこそ、どうしてもこの映画を見ておかなければ……と、何かに背中を押されるようにして観に行ったのが、この作品だったのです。
この映画は「言論」を通じてヒトラー政権に敢然と立ち向かい、1943年2月に処刑されたミュンヘン大学の女子学生ゾフィー・ショルの実話に基づいたレジスタンス映画です。淡々とした地味な映像ではありましたが、真実の重みに強く魂が揺さぶられる秀作でした。ゾフィーの凛とした瞳は正義感にあふれ、断頭台に消えるその瞬間まで、終ぞ聡明さを失わなかったことに私は慟哭しました。
「太陽はまだ輝き続けている」と言い残してこの世を去ったゾフィー。そして同じく、正義のために命を賭した白バラの学生達の遺志を継ぐのは、紛れもなくこの私たちなのだと深く心に刻みつけることができました。
死刑執行の直前に両親と面会するシーン。私が一番印象に残った場面です。「正義は死なない。お前を誇りに思う」と娘を抱擁する父と「勇気ある子どもに育ててくれてありがとう」と応える娘。まるで一幅の名画のような場面に会場は涙に包まれました。是非、一人でも多くの方々に観ていただきたい映画です。
映画館を出た後は、そのまま旭屋書店へ直行しました。知人の薦めてくれた一冊の本を手に入れる為に。その本のタイトルは『ちいさな命がくれた勇気――ナチスと戦った子どもたち』。私はこの子ども達に「未来」を学びたいと思っています。絶望を希望に変えたこの子ども達から、真摯に「勇気」を学びたいと思っています。こうして読みたい本がまた一冊増え、お預け状態のままになっている「ご褒美のニンジン」が、今日もまた新たに鼻先にぶら下がりました(笑)。
夕方からは、原宿にあるCafeRatiaへ。現在、様々な分野で活躍中のマルチクリエイターTETSU-LOWとイベントのMTG。お互い同じポジショニングで活動しているため、彼と話しをしていると本当に楽しくて、夢が無数に広がって行きます。心を許してビジョンを語り合える数少ない友人の一人でしょうか。先日、大手広告代理店さんから発注のあったイベントの企画書の話や、プレゼンの時の武勇伝。カフェイベントへの想い。海外を視野に入れたイベント展開など二人の話は尽きることがなく、気が付いたら5時間も語り合っていました!特にi-podの持つポテンシャルについての意見交換は有意義で、新しいビジネス展開が見え隠れしたことは大きな収穫でしたね。とにかく彼とのブレストは本当に刺激的で勉強になることばかり。今夜は二人で本当によく笑い、よくしゃべりました。おかげで頭と心の筋肉の凝りもすっかりほぐれてイイ気持ち。今年は彼と一緒にたくさんのカフェイベントも展開していく予定です。どうぞお楽しみに!
明日は某有名女性歌手の広告撮影のディレクションのため、午後から新大久保にあるスタジオ入り。今回何より一番嬉しいのは、ハリウッド女優達のヘアメイクを数多く手掛けて来られたベテランヘアメイキャップアーティストのT本さんと、長年トップスタイリストとしてご活躍されて来られたO川さんと一緒にお仕事をさせていただけること。こうして次々と新しいコラボレーションが叶っていくことこそ、私の仕事の一番の醍醐味なのかも知れません。いま私にできること(一人でも多くの女性達に希望をお届けできるようなイベントを発信していくこと)を誠心誠意やらせていただこう。これから先、どんな立場になったとしても決して感謝の心を忘れずに、ゾフィーの分まで社会に貢献して行ける自分になって行きたいと、心から願ってやみません。
最後に、この言葉を天国のゾフィーに捧げたいと思います。
「正しいものを正しく見、美しいものを美しく見ていける、清らかな広々とした健全なる心を養ってほしい。北風や烈風に向かって平然と進んでいける革命的な女性に育ってほしい。偉い人とは、ただひたすら自分の誓ったことを黙々とやって行く人である。ゆえに女性は、環境に振り回されて中心軸を失うようであってはいけない。何があっても揺るがない、負けない自分を築くことが先決である。」(世界桂冠詩人)
実は今、締め切り間際の原稿を抱えており、1分1秒が惜しい時ではありましたが、敢えてこの時だからこそ、どうしてもこの映画を見ておかなければ……と、何かに背中を押されるようにして観に行ったのが、この作品だったのです。
この映画は「言論」を通じてヒトラー政権に敢然と立ち向かい、1943年2月に処刑されたミュンヘン大学の女子学生ゾフィー・ショルの実話に基づいたレジスタンス映画です。淡々とした地味な映像ではありましたが、真実の重みに強く魂が揺さぶられる秀作でした。ゾフィーの凛とした瞳は正義感にあふれ、断頭台に消えるその瞬間まで、終ぞ聡明さを失わなかったことに私は慟哭しました。
「太陽はまだ輝き続けている」と言い残してこの世を去ったゾフィー。そして同じく、正義のために命を賭した白バラの学生達の遺志を継ぐのは、紛れもなくこの私たちなのだと深く心に刻みつけることができました。
死刑執行の直前に両親と面会するシーン。私が一番印象に残った場面です。「正義は死なない。お前を誇りに思う」と娘を抱擁する父と「勇気ある子どもに育ててくれてありがとう」と応える娘。まるで一幅の名画のような場面に会場は涙に包まれました。是非、一人でも多くの方々に観ていただきたい映画です。
映画館を出た後は、そのまま旭屋書店へ直行しました。知人の薦めてくれた一冊の本を手に入れる為に。その本のタイトルは『ちいさな命がくれた勇気――ナチスと戦った子どもたち』。私はこの子ども達に「未来」を学びたいと思っています。絶望を希望に変えたこの子ども達から、真摯に「勇気」を学びたいと思っています。こうして読みたい本がまた一冊増え、お預け状態のままになっている「ご褒美のニンジン」が、今日もまた新たに鼻先にぶら下がりました(笑)。
夕方からは、原宿にあるCafeRatiaへ。現在、様々な分野で活躍中のマルチクリエイターTETSU-LOWとイベントのMTG。お互い同じポジショニングで活動しているため、彼と話しをしていると本当に楽しくて、夢が無数に広がって行きます。心を許してビジョンを語り合える数少ない友人の一人でしょうか。先日、大手広告代理店さんから発注のあったイベントの企画書の話や、プレゼンの時の武勇伝。カフェイベントへの想い。海外を視野に入れたイベント展開など二人の話は尽きることがなく、気が付いたら5時間も語り合っていました!特にi-podの持つポテンシャルについての意見交換は有意義で、新しいビジネス展開が見え隠れしたことは大きな収穫でしたね。とにかく彼とのブレストは本当に刺激的で勉強になることばかり。今夜は二人で本当によく笑い、よくしゃべりました。おかげで頭と心の筋肉の凝りもすっかりほぐれてイイ気持ち。今年は彼と一緒にたくさんのカフェイベントも展開していく予定です。どうぞお楽しみに!
明日は某有名女性歌手の広告撮影のディレクションのため、午後から新大久保にあるスタジオ入り。今回何より一番嬉しいのは、ハリウッド女優達のヘアメイクを数多く手掛けて来られたベテランヘアメイキャップアーティストのT本さんと、長年トップスタイリストとしてご活躍されて来られたO川さんと一緒にお仕事をさせていただけること。こうして次々と新しいコラボレーションが叶っていくことこそ、私の仕事の一番の醍醐味なのかも知れません。いま私にできること(一人でも多くの女性達に希望をお届けできるようなイベントを発信していくこと)を誠心誠意やらせていただこう。これから先、どんな立場になったとしても決して感謝の心を忘れずに、ゾフィーの分まで社会に貢献して行ける自分になって行きたいと、心から願ってやみません。
最後に、この言葉を天国のゾフィーに捧げたいと思います。
「正しいものを正しく見、美しいものを美しく見ていける、清らかな広々とした健全なる心を養ってほしい。北風や烈風に向かって平然と進んでいける革命的な女性に育ってほしい。偉い人とは、ただひたすら自分の誓ったことを黙々とやって行く人である。ゆえに女性は、環境に振り回されて中心軸を失うようであってはいけない。何があっても揺るがない、負けない自分を築くことが先決である。」(世界桂冠詩人)
by musenet
| 2006-02-10 03:39
| Movie