サクセスウーマン講座ⅡVol.15開催レポート
2008年 04月 27日
去る4月20日、六本木アカデミーヒルズの40Fで第15回目となる「夢をかなえる大人の学校――サクセスウーマン講座」を開催して来ました。今回のテーマは「新しい私の始め方」。書道家の矢部澄翔さんをゲストにお迎えし、トークショー×書道パフォーマンスの二部構成で企画・演出させていただきました。
本番を迎えるまでに、何度となく川越にある澄翔さんのアトリエにも足を運び、膨大な量の取材をさせていただきました。今までお呼びしたゲストの中でも最年少だった澄翔さんですが、本当に多くのことを学ばせていただくことができました。
とにかく「努力の塊」のようなヒト。野球の1000本ノックならぬ、筆100本ノックが実在しようとは――本当に100本の筆を使い潰すほど厳しい練習を自身に課し、実力を積み上げて来た、まさに女版イチローのような女性です。私は毎回取材をさせていただくたびに、彼女のその類い希なる「プロ意識」にたたきのめされる思いがしました。自分にかける負荷がハンパじゃないのです。書と向き合っている時の彼女は近寄りがたいほどに美しく、心から書を愛してやまないのだと感じました。
澄翔さんは28歳の時に大失恋を経験。その直後、どうしても目に見える「カタチ」が欲しくて、誰かに認めてもらいたい一心で、大きな書道展に挑戦。「内閣総理大臣賞」を狙っての出展だったんだそう。しかし、そんな邪な気持ちで向き合った書が入選するはずもなく、あえなく落選。その後、しばらくの間は筆を取る気力も失ったそうですが、自分の中の「やっぱり書道が好き」という気持ちが、最終的に自分の背中を押してくれ、無事スランプから脱出できたんだそうです。
その後再び、大きな書道展にリトライした時の彼女のエピソードは壮絶で、話を伺うたびに鳥肌が立ちました。2メートル×6メートルの大作(蘇軾の三国志「赤壁の譜」)に挑んだ彼女は、600文字を一気に書き上げるという負荷を自身にかけることにしました。その際、紙も墨も筆も本番仕様の最高級のもので挑んだんだそうです。練習時から本番と同じ体制で臨まないと、書き心地(紙の滲み具合も、筆の墨の含み具合も)が全く違って来てしまうんだとか。勿体ないからといって、練習時に安い紙や筆などを使っていると、イザ本番という段階になって、練習成果を100%発揮することは不可能なんだそうです。「道」と付く世界に終わりはないと、彼女は言いました。毎日が本番。毎日が臨戦態勢。私は、彼女のその「本番をカラダに刻みつける」姿勢に、多くのことを学ばせていただく思いがしました。
更に、チャンスを確実に掴んでいくためには、借金をしてでも自分自身に「先行投資」ができるかどうか。その覚悟が決まっているかどうかが全てなんだそうです。実際彼女自身、スペイン公演の話が来た時も40万円の自腹を切らなくてはいけないことを知っても、何の迷いもなく自分の未来へ先行投資をすることを選びました。そして見事、その後のチャンスに繋げていったのです。
書道パフォーマンスはご存知の通り、大勢のギャラリーの前で書をしたためなくてはなりません。時に90×180もの大版の紙とも向き合わなければならず、予定していた文字数が入りきらなくなることもあるんだそうです。そんなピンチに遭遇した時、彼女は一体どのようにして窮地を凌いでいるのでしょうか。その質問に対して、彼女はこう応えてくれました。「集中力と冷静さ。瞬発力が問われる世界です。どんな状況に陥ったとしても、その心の動揺をプロとして絶対に顔に出さないことですね」と(笑)。当初頭の中で描いていた通りに事が運ばなかったとしても、数秒間で気持ちを切り替えること。そして、その場に於いて最善の状況を作り出して行くこと。そのためにも、普段の経験値、練習量、教養がモノを言うんだそうです。人生もまた然り。どれだけ中国の歴史を知っているかも大きなポイントだそうで、今は三国志に夢中なんだとか(ただし漫画で)(笑)。慌てず冷静に自分を立て直すということで言えば、宇宙飛行士にも似ているかも知れませんね。
さて……彼女の考える「サクセスウーマンの条件」とは――。
(1)気配りのできる人。人への配慮ができる人。
(2)明るい人。いつも笑顔の人。(笑顔の人の周りには多くの人が集まるから)
(3)言ったことをキチンと実行できる人。行動力が全て。
最後に「夢をかなえる5つの法則」は――。
(1)手帳になりたいことを書き記す
(2)憧れの人をスクラップする。
(憧れを憧れのままで終わらせない。実際に逢いに行く)
(3)名刺を作る。名刺を配る。やりたいことを宣言する。
(4)アンテナを張って、色々な物事を見る。
(5)やらざるを得ない環境、引っ込みがつかない状況に自分自身を追い込む。
今回のサクセスウーマン講座は、私にとって非常に意義のある大きな節目の回でした。ある側面から言えば、「卒業式」を迎えたような。本当に大勢の皆様の真心と応援に支えられ、無事に開催することができました。心より御礼申し上げます。
この場をお借りして、一人一人に感謝の言葉を捧げたいと思います。
まずは、澄翔さん。本当にありがとうございました。2月5日にお会いして以来、ものスゴイスピードでご出演いただくことが決まりましたね(笑)。ストーカーのような取材にも快く応じて下さって、心から感謝しています。本当に多くのことを学ばせていただきました。またこれをご縁に、何かでご一緒させていただけますように。お父様にもくれぐれもよろしくお伝え下さい。マネージャーの森さん。大変にお疲れさまでございました。大がかりな準備だったにも関わらず、快くご協力をいただき感謝申し上げます。山田さんにもくれぐれもよろしくお伝え下さい。そして、株式会社サリダ・アド太田みどり社長、いつもいつも太陽のように私のことを温かく包み込み、励まして下さって、本当にありがとうございます。これからも一人でも多くの「何かを始めたい女性達」を応援し、良質のキッカケをプレゼントできるようなイベントを企画して参ります。今後ともご指導下さいませ。サリダ・アドの役員の皆様、朝早くからお手伝いいただきまして、大変にありがとうございました。もはや皆様のご協力なしに開催することはできません。平野教務部長をはじめ、神谷さん、石野さん、矢田さん、藤本さん、斎藤さんに心からの御礼を申し上げます。特に石野さんには、素敵なフライヤー&ポスターのデザインをご担当いただきました。心より御礼申し上げます。アサヒビール株式会社の鹿子さん、日曜日にも関わらずご出向いただきまして、ありがとうございました。携帯もあってよかったですね(笑)。GW空けに一度ゆっくりご挨拶に伺います。インターンの学生の皆さんも本当にありがとう。今回の経験が、皆さんの就活の一助になれば幸いです。大人になるって、素敵なことですよ。ご活躍をお祈りしています。音響の小嶋さん。あなたは本当に、その場の空気を瞬時に読んで下さる天才ですね。今回のオペレーションも完璧でした。安心して仕事を任せられるというのはこういうことだとあらためて感謝の気持ちでいっぱいです。これからもよろしくお願いします。彩織さん、ずっと朝一番からカメラを回し続けて下さって、ありがとうございました。プロのテレビディレクターさんにずっと追いかけていただくという、何とも贅沢な経験をさせていただくことができました。感謝の言葉も見つかりません。彩織さんとの出逢いは(勝手に)必然だと思っています。今後、貴女とは良質のドキュメタリー番組も制作していきたいと思っています。また近々上映会を兼ねた作戦会議を立てましょうね(←単なる飲み会?)(笑)。gOさん、このたびは本当にありがとうございました。今回の色々な想いを一番理解してくれようとしていたのは、あなただったような気がします。今回、あなたが書き下ろしてくれた「kiTe」という曲は、まさに天空の教室に相応しい名曲でした。みんなの背中に翼を付けてくれてありがとう。私の背中にも小さな翼が生えました。飛び立ちたかったのは私なのかも知れません。あなたはやはり天才です。天才の音の詩人。これからますます活躍の舞台が広がって行くと思うけれど、一緒にそれぞれの「ソファ」に座れる日まで北極星への旅を続けましょう。また近々お食事でも。いつでも自転車で遊びにきて(笑)。canaさん、奈美さんもありがとう。陰で支えてくれる人達があってこその成功です。またゆっくり遊びに来てね。そして、ツギさん。当日は仕事を休んでまで手伝ってくれて、ありがとう。数ヶ月間、私の一部始終を支えてくれてありがとう。言葉にできないくらい感謝しています。これからはキチンと掃除もします(笑)。そして最後に、ちなぽん。いつもいつも一番傍にいてくれてありがとう。ある意味、今までで一番シンドイ回だったけれど、今回の経緯をすべてわかってくれていたのは他の誰でもない貴女です。どれだけ励ましていただいたことか!お腹の赤ちゃんと一緒に頑張ってくれたこと。私は一生忘れませんからね。どんな時も、どんな状況になっても「変わらず」に応援してくれている人の存在ほど、ありがたいものはありません。これからも一番の応援団長でいて下さいね。
アメブロでは、写真付きでイベントのレポートをさせていただいております。お時間のある方は、是非そちらの方にもお立ち寄り下さい。(って、この記事も十分長いってば)最後までお読み下さった奇特な方、大変にありがとうございました。
本番を迎えるまでに、何度となく川越にある澄翔さんのアトリエにも足を運び、膨大な量の取材をさせていただきました。今までお呼びしたゲストの中でも最年少だった澄翔さんですが、本当に多くのことを学ばせていただくことができました。
とにかく「努力の塊」のようなヒト。野球の1000本ノックならぬ、筆100本ノックが実在しようとは――本当に100本の筆を使い潰すほど厳しい練習を自身に課し、実力を積み上げて来た、まさに女版イチローのような女性です。私は毎回取材をさせていただくたびに、彼女のその類い希なる「プロ意識」にたたきのめされる思いがしました。自分にかける負荷がハンパじゃないのです。書と向き合っている時の彼女は近寄りがたいほどに美しく、心から書を愛してやまないのだと感じました。
澄翔さんは28歳の時に大失恋を経験。その直後、どうしても目に見える「カタチ」が欲しくて、誰かに認めてもらいたい一心で、大きな書道展に挑戦。「内閣総理大臣賞」を狙っての出展だったんだそう。しかし、そんな邪な気持ちで向き合った書が入選するはずもなく、あえなく落選。その後、しばらくの間は筆を取る気力も失ったそうですが、自分の中の「やっぱり書道が好き」という気持ちが、最終的に自分の背中を押してくれ、無事スランプから脱出できたんだそうです。
その後再び、大きな書道展にリトライした時の彼女のエピソードは壮絶で、話を伺うたびに鳥肌が立ちました。2メートル×6メートルの大作(蘇軾の三国志「赤壁の譜」)に挑んだ彼女は、600文字を一気に書き上げるという負荷を自身にかけることにしました。その際、紙も墨も筆も本番仕様の最高級のもので挑んだんだそうです。練習時から本番と同じ体制で臨まないと、書き心地(紙の滲み具合も、筆の墨の含み具合も)が全く違って来てしまうんだとか。勿体ないからといって、練習時に安い紙や筆などを使っていると、イザ本番という段階になって、練習成果を100%発揮することは不可能なんだそうです。「道」と付く世界に終わりはないと、彼女は言いました。毎日が本番。毎日が臨戦態勢。私は、彼女のその「本番をカラダに刻みつける」姿勢に、多くのことを学ばせていただく思いがしました。
更に、チャンスを確実に掴んでいくためには、借金をしてでも自分自身に「先行投資」ができるかどうか。その覚悟が決まっているかどうかが全てなんだそうです。実際彼女自身、スペイン公演の話が来た時も40万円の自腹を切らなくてはいけないことを知っても、何の迷いもなく自分の未来へ先行投資をすることを選びました。そして見事、その後のチャンスに繋げていったのです。
書道パフォーマンスはご存知の通り、大勢のギャラリーの前で書をしたためなくてはなりません。時に90×180もの大版の紙とも向き合わなければならず、予定していた文字数が入りきらなくなることもあるんだそうです。そんなピンチに遭遇した時、彼女は一体どのようにして窮地を凌いでいるのでしょうか。その質問に対して、彼女はこう応えてくれました。「集中力と冷静さ。瞬発力が問われる世界です。どんな状況に陥ったとしても、その心の動揺をプロとして絶対に顔に出さないことですね」と(笑)。当初頭の中で描いていた通りに事が運ばなかったとしても、数秒間で気持ちを切り替えること。そして、その場に於いて最善の状況を作り出して行くこと。そのためにも、普段の経験値、練習量、教養がモノを言うんだそうです。人生もまた然り。どれだけ中国の歴史を知っているかも大きなポイントだそうで、今は三国志に夢中なんだとか(ただし漫画で)(笑)。慌てず冷静に自分を立て直すということで言えば、宇宙飛行士にも似ているかも知れませんね。
さて……彼女の考える「サクセスウーマンの条件」とは――。
(1)気配りのできる人。人への配慮ができる人。
(2)明るい人。いつも笑顔の人。(笑顔の人の周りには多くの人が集まるから)
(3)言ったことをキチンと実行できる人。行動力が全て。
最後に「夢をかなえる5つの法則」は――。
(1)手帳になりたいことを書き記す
(2)憧れの人をスクラップする。
(憧れを憧れのままで終わらせない。実際に逢いに行く)
(3)名刺を作る。名刺を配る。やりたいことを宣言する。
(4)アンテナを張って、色々な物事を見る。
(5)やらざるを得ない環境、引っ込みがつかない状況に自分自身を追い込む。
今回のサクセスウーマン講座は、私にとって非常に意義のある大きな節目の回でした。ある側面から言えば、「卒業式」を迎えたような。本当に大勢の皆様の真心と応援に支えられ、無事に開催することができました。心より御礼申し上げます。
この場をお借りして、一人一人に感謝の言葉を捧げたいと思います。
まずは、澄翔さん。本当にありがとうございました。2月5日にお会いして以来、ものスゴイスピードでご出演いただくことが決まりましたね(笑)。ストーカーのような取材にも快く応じて下さって、心から感謝しています。本当に多くのことを学ばせていただきました。またこれをご縁に、何かでご一緒させていただけますように。お父様にもくれぐれもよろしくお伝え下さい。マネージャーの森さん。大変にお疲れさまでございました。大がかりな準備だったにも関わらず、快くご協力をいただき感謝申し上げます。山田さんにもくれぐれもよろしくお伝え下さい。そして、株式会社サリダ・アド太田みどり社長、いつもいつも太陽のように私のことを温かく包み込み、励まして下さって、本当にありがとうございます。これからも一人でも多くの「何かを始めたい女性達」を応援し、良質のキッカケをプレゼントできるようなイベントを企画して参ります。今後ともご指導下さいませ。サリダ・アドの役員の皆様、朝早くからお手伝いいただきまして、大変にありがとうございました。もはや皆様のご協力なしに開催することはできません。平野教務部長をはじめ、神谷さん、石野さん、矢田さん、藤本さん、斎藤さんに心からの御礼を申し上げます。特に石野さんには、素敵なフライヤー&ポスターのデザインをご担当いただきました。心より御礼申し上げます。アサヒビール株式会社の鹿子さん、日曜日にも関わらずご出向いただきまして、ありがとうございました。携帯もあってよかったですね(笑)。GW空けに一度ゆっくりご挨拶に伺います。インターンの学生の皆さんも本当にありがとう。今回の経験が、皆さんの就活の一助になれば幸いです。大人になるって、素敵なことですよ。ご活躍をお祈りしています。音響の小嶋さん。あなたは本当に、その場の空気を瞬時に読んで下さる天才ですね。今回のオペレーションも完璧でした。安心して仕事を任せられるというのはこういうことだとあらためて感謝の気持ちでいっぱいです。これからもよろしくお願いします。彩織さん、ずっと朝一番からカメラを回し続けて下さって、ありがとうございました。プロのテレビディレクターさんにずっと追いかけていただくという、何とも贅沢な経験をさせていただくことができました。感謝の言葉も見つかりません。彩織さんとの出逢いは(勝手に)必然だと思っています。今後、貴女とは良質のドキュメタリー番組も制作していきたいと思っています。また近々上映会を兼ねた作戦会議を立てましょうね(←単なる飲み会?)(笑)。gOさん、このたびは本当にありがとうございました。今回の色々な想いを一番理解してくれようとしていたのは、あなただったような気がします。今回、あなたが書き下ろしてくれた「kiTe」という曲は、まさに天空の教室に相応しい名曲でした。みんなの背中に翼を付けてくれてありがとう。私の背中にも小さな翼が生えました。飛び立ちたかったのは私なのかも知れません。あなたはやはり天才です。天才の音の詩人。これからますます活躍の舞台が広がって行くと思うけれど、一緒にそれぞれの「ソファ」に座れる日まで北極星への旅を続けましょう。また近々お食事でも。いつでも自転車で遊びにきて(笑)。canaさん、奈美さんもありがとう。陰で支えてくれる人達があってこその成功です。またゆっくり遊びに来てね。そして、ツギさん。当日は仕事を休んでまで手伝ってくれて、ありがとう。数ヶ月間、私の一部始終を支えてくれてありがとう。言葉にできないくらい感謝しています。これからはキチンと掃除もします(笑)。そして最後に、ちなぽん。いつもいつも一番傍にいてくれてありがとう。ある意味、今までで一番シンドイ回だったけれど、今回の経緯をすべてわかってくれていたのは他の誰でもない貴女です。どれだけ励ましていただいたことか!お腹の赤ちゃんと一緒に頑張ってくれたこと。私は一生忘れませんからね。どんな時も、どんな状況になっても「変わらず」に応援してくれている人の存在ほど、ありがたいものはありません。これからも一番の応援団長でいて下さいね。
アメブロでは、写真付きでイベントのレポートをさせていただいております。お時間のある方は、是非そちらの方にもお立ち寄り下さい。(って、この記事も十分長いってば)最後までお読み下さった奇特な方、大変にありがとうございました。
by musenet
| 2008-04-27 02:44
| サクセスウーマン講座