朝のリレー
2005年 07月 05日
今夜は、ワタシの大好きな谷川俊太郎の詩をご紹介したいと思います。
雨の降る夜は、こうして静かに詩を読むのが好き。いつか、自分の撮った写真に音楽をつけて、詩や物語の朗読ライブをしてみたいです。
『朝のリレー』 (谷川俊太郎)
カムチャッカの若者がきりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は、朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女がほほえみながら寝返りをうつとき
ローマの少年は柱頭を染める朝陽にウィンクする
この地球では、いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうして、いわば交替で地球を守る
眠る前のひととき 耳をすますと
どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴っている
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受け止めた証拠なのだ
雨の降る夜は、こうして静かに詩を読むのが好き。いつか、自分の撮った写真に音楽をつけて、詩や物語の朗読ライブをしてみたいです。
『朝のリレー』 (谷川俊太郎)
カムチャッカの若者がきりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は、朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女がほほえみながら寝返りをうつとき
ローマの少年は柱頭を染める朝陽にウィンクする
この地球では、いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうして、いわば交替で地球を守る
眠る前のひととき 耳をすますと
どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴っている
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受け止めた証拠なのだ
by musenet
| 2005-07-05 23:17
| Maxim